2010年11月26日金曜日

タラウマラ族3 BORN TO RUN

著者はメキシコの麻薬に関わる無法地帯に踏み入れてまで、タラウマラ族との接触を試みます。アメリカの歴史を思えば、白人である著者がインディオからその智慧を学ぼうとしただけでも意義深いことと思います。

そのタラウマラ族についての資料

【タラウマラ族】
タラウマラ族-ウィキペディア Google 翻訳
現在タラウマラ族は5~7万人いるそうですが、隠れるように生活する部族もいるようなので、謎の部分も多いようです。


タラウマラ族が走る映像、前回も載せましたが違うのを一応載せておきます。



文化人類学的興味でタラウマラ

The Tarahumara Indians from Trivani International on Vimeo.


【持久狩猟】
「持久狩猟」という現代人には信じられない手法。動物を持久戦で追い詰めます。タラウマラ族は現在でも持久狩猟を用いるそうです。

動画を紹介していたサイトから引用します。残念ながらタラウマラ族ではありませんが。
アフリカ、カラハリ砂漠のサン族(ブッシュマンとも言われる)が、オスのクーズーを“持久狩猟”でしとめるBBCの映像

 引用元:ベアフット・ランニング.jp: これぞBORN TO RUN…… “持久狩猟”の衝撃映像



他、持久狩猟の参考サイト(英語です)
持続性の狩猟 - Wikipedia、フリー百科事典

リーバーマン
バリスタ? Blogアーカイブ?風のように走る


【ジョー・ヴィヒル】アメリカの一流コーチ
本書の中(P112)から引用します。


こうしてジョー・ヴィヒルはこわばった身体をベッドから起こし、コーヒーを入れた魔法瓶を車に放り込むと、肉体の天才たちが本領を発揮するところを見るために夜通し車を走らせた。タラウマラ族が忘れなかった秘密を、世界屈指のウルトラランナーたちがいままさに再発見しようとしているのではないか。ヴィヒルは自説に導かれ、きわめて重大な決断をくだそうとしていた。彼の人生と、願わくは数百万人の人生を一変させる決断を。そのためにタラウマラ族をじかに見て、あることを確かめるだけでいい。それは彼らの速さではなかった。彼らの脚については、たぶん本人たちよりもよく知っている。なんとしても果たしたいのは、彼らの頭の中をのぞくことだ。


結論としてジョー・ヴィヒルはタラウマラ族の走りにタフネスではなく、愛や思いやりを確認します。
走ることをスポーツとして指導してきたコーチが、自らパラダイムシフトを期待した。興奮しますね。

そのジョー・ヴィヒル、こんな人



さてそんなタマウマラ族、どんな生活を重ねて成長するのでしょうか?
こんな動画はどうでしょうか?彼らの遊ぶ光景が見られます。20秒後くらいから始まります。
40秒~ボールを蹴る遊び




動画ばっかりですね。
本を読まれるときは参考にされてください。
次回はデヴィッド・キャリアー氏を取り上げます。個人的にはこれが非常に嬉しかった。


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