「タイトル通りなのだ。 これでいいのだ」
一応、馬シリーズ、前回からの続きとなります。
まず、重さが運動に加算されるのか?
というところから始めます。
一般的には、重さは運動における負荷と見ますが、
使いようによっては、加担されると考えております。
「やじろべえ」などを見れば分かるように、
「両腕の先端に適当な重さ」があることで、動きが生まれます。
最初に「適当な力」を加えれば、しばらくは動いております。
「適当な力」と「適当な重さ」の度合いが重要となります。
動物の運動はこれほど単純には見せてくれませんが、
いくつか例を上げてみたいと思います。
フィギュアスケート選手は腕を振ることで、体を回し始めます。
スピードスケート選手は腕を振ることで、足にその力を伝えます。
平均台に上がった人は両手を伸ばしてバランスを取り、
綱渡りでは、わざわざ長い棒を使うことさえあります。
逆に体を先に振ることもあります。
野球選手はボールを投げる時に、腕より先に体を振まわし、
イチロー選手などは打つ時にも、バットより先に体を振っております。
さて馬の話
「アゴに分銅のような働き」
首の太さや長さは、それ自体が重量物の特性を生かすことで、体を運ぶ働きに加算されます。
そして顔の先端、カギ型(首から顔の形状)の先端に重量物が少しあると、首の運動に加算されます。
馬は長い顔を持っております。
ニューっと伸びた顔の先に大きな前歯があります。
伸びた先にちょっとした重量物があることで、
首の運動に加算されているように見えるのですが、いかがでしょうか?
蹄のある動物のアゴはそこそこ似通っているのですが、
馬の場合、こんなふうに顔を振り回しているうちに、
顔が更にニューっと伸びまして、
馬面となったように見えてくるのです。
これが走行に加担するために、
サラブレットなどの競走馬のほうが、
馬面がより進んでいるように見えるのは私だけでしょうか?
われながら甘い理屈と思いますが、今のところそんなふうに見ております。
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