2010年5月10日月曜日

動物運動の多様性その1

動物の進化とは不思議なものです。

多様な現生動物の祖先も、元を辿れば1種類であり、
すべての生物が派生モデルと言えます。



四つ足で歩く動物も、
海の中を回遊する動物も、、、

同じ人間でも、
あいつ宇宙人か?と思えるような頭のイイ人も、
あいつ地底人か?と思えるようなアンダーグラウンドな人も、、

みな、溯れば、
 系統樹の幹に吸収され、
  一箇所に集まって行くのです。

数えきれないほどの多種多様な動物、
何かに適応するために進化を遂げたようですが、
高度に進化したと思われる動物が
単細胞のままの生物に滅ぼされたりします。

海で生まれたとされる生命ですが、
なぜか陸に上がったものがおります。

みんなが四つ足で歩いている中で、
わざわざ二本足で歩いているのがおります。
それもなるべく直立しまして、
姿勢を良くしましょう、などとやっているのです。

そんなくたびれた人をつかまえて、
整体をする人までいるようです。

四つ足の動物たちから見たら、
無理して立たなくても・・・四つ足でいいじゃん。
「俺らと同じはいやなのかよ、、」
などと思われているのかもしれません。

人間はどうも、かなり、直立して二本足で歩きたい生き物のようです。


そんな進化を決めたのはDNAなのか、
それとも神なのか、

いろいろあっていいと思いますが、

私は動物の進化を決めたのは

「運動の創出では?」

という視点で考えるのが好きなので、
ひとまずそこから考えております。

動物の中でも人間は、
これまた多様な運動をします。

野生動物の運動はほぼそのまま生命活動に直結し、
何代もかけて同じような運動を繰り返していきます。

対して人間の運動は、
生命活動と直結しないものが溢れております。

仕事上、生活上は言うに及ばず、
スポーツなど、ほとんど生きるのに無用なものなのに、
一所懸命練習しております。

みんながいろんな運動をしているため、
整体では一人一人の体を読み
オーダーメードで操法することが要求されます。


さて、その人間の運動を見ていくのも大事ですが、
動物の運動を見ていくのも面白いものです。
動物のほうが何代もかけて同じような運動をしているせいか、
形態的にも変化が見られ、分かりやすいのです。

さて次回は本題に入ります。
(すいません)

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