毎年この時季になると同じようなことを言うのですが、大切なことなので今年も同じようなことを言います。
乾燥してくると鼻水が出るのですが、これは正常です。肺の乾燥を防ぐために鼻で湿気を出すのです。
異常だと思って止めている人はおりませんか?
逆に乾燥しても鼻に湿気を帯びなかったらどうでしょう?
鼻の粘膜が痛くなってきます。
これは経験があるのではないでしょうか?
「鼻が乾いてしょうがない」「ひりひり痛い」
という感じです。
風呂に入ると湿気でうるおうので楽になります。
鼻水が沢山出る人も、お風呂では出ません。湿気が外から入ってくれるからです。
鼻の中もお肌と同じように、適度な“うるおい”が大切です。
この適度が難しいところです。
生活上の自己都合よりも、体本来の都合が優先されてしまいます。
鼻の湿気が足りていても、肺に“うるおい”が足りなければ、鼻水で補うのです。
体はうまく出来ております。
どこかが足りなければ、どこかが補ってくれるのです。
鼻水という体の“異常”に“正常さ”を観ることも必要なのです。
鼻水がうまく出ない場合は?
外から補いたくなるわけです。
そろそろ加湿器を出し始めた店舗やご家庭も多いのではないでしょうか?
(湯気の出る熱いものが恋しくなる人もいることでしょう)
整体では加湿器よりも、洗濯物の部屋干しをすすめます。
とくに寝ている間に乾燥にやられないよう、夜干しておくといつもよりも深い眠りが得られます。
もちろん乾燥に強い人には関係のない話です。
健康法は人によって違います。
美味しいと思うものが人によって違うのと一緒です。
そして同じ人でも日々変化がありますので、いつもは気にならない乾燥が気になるのなら、気候の変化か、体調の変化といえます。少し気をつかう必要があるでしょう。
そういえばマスクというのも有効です。
なぜでしょうか?
病原菌の関係ではありません。
吐いた息の湿気が、再び肺に入ってくれるからです。
いわばリサイクルですね。
興味を持たれた方は、どうぞお試しください。
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