2008年2月25日月曜日

産後は刺激を避けて過ごす

妊娠・出産・子育てについては多々思うことがあります。
これは私が整体をやっているから、ということに留まりません。


自然出産という言葉がありますが、
こういう言葉が生まれる不自然さがあるということでしょう。


整体の中にも沢山の教えがありますが、敢えて一般伝承を書いてみます。


産後は刺激を避けて過ごすこと



母親やおばちゃんから教わった、という方もいるかと思われます。
面白いことに世界的にも同じような話が伝わっているようです。


私が聞いたり調べた範囲で書いてみますと、


・産後は水を触ってはいけない。
・産後は針仕事をしてはいけない。
・産後は薄暗い部屋で過ごす。


期間に関しても大体三つくらいに分かれます。


・21日
・7週間
・3ヶ月


同じような話が伝わるということは、
風土や環境に左右されない人間の働きなのだと思います。
(昔話の“山んば”も産後の21日間を村人に家事をさせております)


ところが近頃は、産後すぐにシャワーを浴び、
早々に退院することも多いようです。
中には即日赤ん坊を抱いて退院する人もおります。


昔にこだわるつもりはないですが、
お産は今後ますます不自然になっていくように思います。


産科医不足、助産院の開業の厳しさ、
それでなくても増えそうな計画出産は状況に後押しされて、
増えていくことと思います。



遠い未来に体も変わっていくかもしれませんが、

いずれにしましても、
人間の自然な働きに、
もっと目を向けて欲しいと願っております。

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