医学の発展に伴い、医療の現場が大きく変わったことの一つとして、
「なになに科」が増えたことがあります。
診断が局所的になり、遺伝子診療まで入り込んでくると、
病気になった時、一体どこに行けばいいのか分からなくなってしまう。
うつ病になり、精神科で薬をもらう。
副作用として便秘になることがある。
便秘を何とかしようと内科に行く。
そうやっていろいろな科をぐるぐる回っている人がいる。
まるで、ツギハギのように体を修繕しているように思えてきます。
例えが適切でないかもしれませんが、
“風が吹けば桶屋が儲かる”
のように最初と最後に何のつながりがあるのか分からなくなっている人がおります。
西洋医学の世界も、少しずつ全体を見る方向を模索し始めました。
医学は医学で大切なので、むやみに否定する気はありませんが、
局所的になり過ぎて、全体を見失っては生かすことが難しいと感じております。
整体は常に全体を見て判断していきます。
悪いところを、あちこち探すよりも、
そのとき必要なところに刺激を加えることで、働きを取り戻してもらう技術です。
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